2014年11月19日(水)記す。未公刊手稿の中には、例えば、学会での口頭発表の原稿や、淑徳大学池袋キャンパスで少人数の受講者のために講義した「吉田章宏ゼミナール」の、講義ノートなどで、未発表のものなどを、掲載することも考えています。その中には、「嘘の心理学」、「『教育の心理学』を構想する」、などが含まれています。もちろん、手稿に過ぎず、未完成のものばかりですが、しかし、そこに含まれている論点には、面白いものがあり、若い方々の思考を刺激するものもあるのではないか、と考えたことが、それらの手稿を整理して、掲載しようと考え始めた理由です。それぞれ、それなりに、準備を経て執筆したものでした。もし、ここで発表しなければ、そのまま、紙屑として埋もれてしまう運命にあります。筆者としては、そうなることは、残念だと感じます。しかし、もはや、発表の機会も、この場以外には、無いであろう、とも思います。そんなことで、「未公刊手稿」として、ここに、私的に、発表するものです。お楽しみいただければ、そして、何かのご参考にしていただければ、嬉しい限りです。
内容的には、忘れているものもあり、読み返してみて、次の歌を思い出しています。
人おのおのこころ異なりわが歌やわれに詠まれてわれ愉します 窪田空穂