『森の出口はどこか:学ぶと教えるの現象学への道』上、一莖書房、2022年2月22日に刊行されました。
『学ぶと教える:教育と授業の現象学への道』海鳴社、1987年9月30日発行の「復刻新版」として刊行するものです。巻末に「五十年後のあとがき:その間(1971-2022)に私が体験したこと、学んだこと」を加えました。
教師と子どもたちが、共に育ちつつ、想定外の未知の困難に打ち勝つ強靭な<教養ある人>へと自分を変えて行く、その教育実践の場が授業。『森の出口はどこか?』
の授業を典型とし、<知る>から<わかる>を経て、<生きる>に到る、授業の<事態そのものへ>の現象学への道を考究。
W.Eugene Smith:The Walk to Paradise Garden を本書の主題を象徴する写真とすることを深い喜びとします。続く下巻は、本年秋に刊行の予定です。吉田章宏
復刻新版 一莖書房 2021年9月刊
1996年に岩波書店から出版した小著の、一莖書房からの復刻新版です。
「この本を読んで、子どもを見る私の見方が変わった」との、旧版の読者たちの言葉に勇気づけられて、復刻新版の出版を決意しました。凡の世界から、明の世界、暗の世界、そして、覺の世界へ、と読者のあなたのお供をして、僕も、ご一緒に旅します。その旅を通して、「覺の世界」に到ることを目指します。
今、目の前に生きている子どもたちと、いま生きる幸せを共に喜び合おう、との願いを込めた<心の旅>の書です。25年後のあとがき、新たな表紙のデザインも、お楽しみください。「旅は道連れ世は情け」とか、この旅の道連れとなってくださいますように。
吉田章宏
『教育の心理:多と一の交響』一莖書房 2021年
1995年春、放送大学教育振興会から出版された同書名の作品の復刻新版です。この書が出版洪水の中に水没し消え去ることを惜しみ、復刻新版として出版することを決意しました。
東京大学教育学部教授職を退職する直前の一年間、私のそれまでの学び、数学、教育心理学、数量化心理学、唯物論心理学、認知心理学、一般システム論、現象学的精神病理学、現象学、現象学的心理学、そして、斎藤喜博、武田常夫、蘆田惠之助、その他の優れた教育実践者の方々からの学び、さらに、私自身が生きた、学習者・教授者として実体験からの学び、それらの総力を結集し、ーーー浅学菲才、微力ではありましたが、ーーー心を込めて著した作品です。思い描いた読者は、実践者、学習者、教授者、研究者として、真面目に努力し生きている方々でした。
「教育」、「教育の心理」、「教育の実践」、「教育の研究」、そして、「教育の学問」について、ご自分で確信のもてる何事かを掴みとって、これからの人生を生きて行きたい、と願っていらっしゃる方々への、私からの心からの贈り物です。そのように、お受け取りくださり、お読みくださるくことを願っています。 表紙のアルチンボルドの絵画は、本書の精神と魂を表現しています。その意味をお読み取りいただければ、嬉しく思います。 満87歳の秋に 吉田章宏
『絵と文で楽しく学ぶ 大人と子どもの現象学』 文芸社 2015年4月 初版刊行 文・吉田章宏、絵・西川尚武。
2016年4月に、第2刷が発行になりました。皆さまのご声援に感謝いたします。
お子さま(小学3年生にも)、お孫さまへの素敵な贈り物になさってくださいますように。また、高齢者の方々も、お楽しみくださっています。こちら(Amazon)からご購入いただけます。なお、Amazonレビューにご感想を記入頂けると幸いです。吉田章宏 2016年7月4日記す
『心理学における現象学的アプローチ:
理論・歴史・方法・実践』
Amedeo Giorigi(著) 吉田章宏(訳)
新曜社(2013/9/1)
本書は、1980-81年、訳者がフルブライト研究員として滞在した当時、米国ピッツバーグ市のDuquesne 大学心理学部の主任教授だった親友のアメデオ・ジオルジ博士の主著です。
吉田章宏はまだ、元気に生きています。2021年5月で87歳になりました。
Akihiro YOSHIDA is now 87 years old, still active and vigorous. I would appreciate if you would enjoy visiting his little World. Thank you. Oct. 2021 Aki
左上のロゴマークをクリックすると、内容全体の目次が現れます。
Please, click the logo mark given above left, then, the table of contents will appear. Aki
井の中の蛙 大海を知らず されど 井の中を知る
大海の巨鯨 大海を知る されど 井の中を知らず 求道愚童
Welcome to Aki's Little World of Psychology, Phenomenology and Education. I hope you will enjoy living in some parts of this little world. This is, in a sense, something like a countryside handmade cottage. I have built this cottage by myself, sometimes with my beloved daughter's help. Please, enjoy the cozy atmosphere of this humble cottage as long as you like. If you do not read Japanese, first go into the "Profile" section and/or the "Works in English: Published/ Unpublished" section, just by clicking the section title(s) given above. Aki (Akihiro YOSHIDA)
LED Akihiro YOSHIDA Ph.D.
写真はプラハ市のカールシュタイン城で撮りました。
memento mori, memento vivere.
"Sobald ein Mensch zum Leben kommt, sogleich ist er alt genug zu sterben" M.H.
The picture on the left was taken at the Karlstejn-castle in Praha. The picture works as a flash of LED (Light-Emitting-Diode) to let me remember the LED (Life-Education-Death), the whole of my life.
これは、LEDです。LEDとは何か。Light Emitting Diodeとお考えでしょうか。確かに、常識的にはそうですね。でも、それだけではありません。
Life-Education-Death, and/or Living-Educating/Educated-Dyingでもありうる、と私は考えます。「生と教育(=共育)と死」です。Life-seeking とDeath-avoiding とが Life/Death であり Education(=educere: lead out of, educare: lead into )(それぞれが生きている多種多様な世界から導き出し、そして、それぞれを多種多様な世界へ導き入れる)である、その閃きを与え続けるのがLEDです。この写真は、そのことを、私に感じさせてくれます。
現象学では、自分で実践し洞察と確信を深めることをとても大切にします。『現象学の絵本』の「お化け煙突」の絵物語を読んだ横浜国立大学矢野泉教授のゼミの皆さんは、手近にあった紙で、お化け煙突の模型を作り、視点の取り方により、煙突が4本に、3本に、2本に、そして、太い1本に、見えることを確認し、視点による認識の多様性の可能性を確信してくださいました。送ってくださった模型の写真をここにご紹介します。お釈迦様のお言葉にも在るように、自分で実践しよく考えて確信することはとても大事なことですね。矢野ゼミの皆さんに感謝します。また、これまで、小学一年生から高齢者までの多くの読者の方々がお寄せくださったコメントに感謝します。吉田章宏
2000 AKIHIRO YOSHIDA: 著者 吉田章宏 翻訳者 徐 対秀梅 KODOMO TO DEAU, 「両代人的交通」 内蒙古大学出版社、呼和浩特市大学西路235号(010021) 中国 定価 12元
This is the Chinese translation of the following Japanese book.
1996年吉田章宏著 『子どもと出会う』 「子どもと教育」シリーズ全31冊のうちの1冊、岩波書店、211ページ
Note] Aki has a few copies of this little Chinese book remaining and stocked in his library. Please, let him know your mailing address, if you want to have a copy of this Chinese book. Please, notice that this book is written in Chinese language. Aki will delightfully send a copy to you as a gift。 Aki's email address open to public is: yoshidaakihirojp@gmail.com Thank you.